2017年09月04日
豪イクシスLNGプロジェクト、新造船命名式
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:国際石油開発帝石

国際石油開発帝石が日本企業として初めてオペレーター(操業主体)を務める豪州イクシスLNGプロジェクトで、台湾中油(CPC)向けにLNG年間175万トンを運ぶLNGタンカーの建造作業が完了し、1日、川崎重工業・坂出工場(香川県坂出市)で命名式が行われた。「PACIFIC BREEZE(パシフィック・ブリーズ)」と命名された。

川重が新たに開発した世界最大級のモス型(独立球形タンク方式)LNG船で、LNG船としては世界初となるTFDエンジン(重油・軽油など3種類の燃料が利用可能)を採用、燃費性能と環境保全に配慮した。液化基地であるダーウィンからCPC向けのLNG輸送業務に従事する。国際石開帝石はまた、自社引取分のLNG年間90万トンを直江津LNG基地へ輸送するためのLNG船を三菱重工業長崎造船所に発注済みで近く完成の予定。

■PACIFIC BREEZEの概要
・船主 :PACIFIC BREEZE LNG Transport S.A.
・建造造船所 :川崎重工業坂出工場
・全長 :289.3m
・型幅 :52.0m
・タンク容積 :182,000m3(モス型)