2017年09月08日 |
第一三共「TNAP阻害剤」第1相試験開始 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:第一三共 |
第一三共は7日、DSー1211(TNAP阻害剤)について、健常成人を対象にした第1相臨床試験を米国で開始したと発表した。同剤は、異所性石灰化に対する治療効果か期待されるファースト・イン・クラスの低分子化合物で、2014年に開始したStanford Burnham Prebys Medical Discovery Institute(SBP)との共同研究によって創出された。 石灰化は通常、骨や歯などで起こる。石灰化制御のバランスが崩れて、リン酸カルシウムが血管など不適切な部位に蓄積し、さまざまな疾患を引き起こす。SBPのホセ・ルイス・ミラン教授らの研究グループによる石灰化制御機構の分子・細胞レベルでの解明が、同剤の創出につながった。 |