2017年09月13日
DIC、小牧のPPSコンパウンド生産能力を増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:DIC

DICは13日、スーパーエンプラPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)の需要増加に対応するため、小牧工場(愛知県小牧市)の生産設備を増強すると発表した。約8億円を投じて、生産設備を現有年産23,000トンから26,500トンに3500トン引き上げる。稼働開始は2018年9月の予定。

PPSコンパウンドは高い耐熱性や耐薬品性、寸法安定性などから、金属代替素材として自動車用部品に加え給湯用など住設分野にも需要が広がっている。自動車分野では1台あたりの使用量も増加傾向にある。
同社はPPSポリマーも鹿島工場と千葉工場(市原市)に計年産23000トン持っており、原料樹脂だ自給できる強みを有している。

PPSコンパウンドでは海外にもオーストリアに年産6,000トン、マレーシアに4,500トン、中国に6,000トンと合わせて16,500トンの生産設備を持ちグローバル展開中だ。