2017年09月20日 |
三菱ガス化学、食添用過酢酸製剤を新発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱ガス化学 |
三菱ガス化学は20日、食肉やカット野菜の殺菌用となる過酢酸製剤「ダイヤパワーFP」(商品名)を発売すると発表した。このところ核家族化などもあって調理時間のかからないカット野菜市場が急拡大している。食肉やカット野菜の殺菌には主に次亜塩素酸ナトリウムが使用されているが、「過酢酸製剤」は分解すると酢酸、水、酸素となり安全性が高く、有機物存在下でも殺菌力を失いにくい特徴がある。 同社は1964年から過酢酸の製造・販売を行う国内最大手。透析装置や内視鏡などの医療機器の消毒分野で多くの実績を有する。「ダイヤパワーFP」は、次亜塩素酸ナトリウムと同様の一般的な細菌類に加えて、O-157、カンピロバクター、サルモネラなど食肉由来の食中毒菌にも有効で、牛、鶏、ブタの食肉、果実、カット野菜の表面殺菌用途として全ての使用基準を満たしている。製品は5kgポリボトル容器単位で販売する。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1505874513.pdf |