2017年09月25日
BASF、紫外線対策プラ開発で航空宇宙機関と提携
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:BASF

BASFジャパンは22日、ドイツ航空宇宙センター(DLR)およびNASAゴダード宇宙飛行センターと、新規ツールの開発に向けて提携したと発表した。予想される紫外線強度にプラスチック添加剤を正確に合わせることでプラスチック製品の耐用年数を最大化する新たなツール開発をめざす。

提携した2つの航空宇宙機関は、すでに世界各地の紫外線レベルを示す広範なグローバルマップを作成済み。同社はこれらのマップを活用して、添加剤配合の最適化を図る。

BASFでは「わずかに地域が変わるだけで、紫外線とその結果としての製品の劣化に大きな影響を与える可能性がある。どれほどの紫外線が地上に届いているかを時刻、季節、地理的な位置、さらに雲や大気オゾンなどの条件ごとに精度高く調べたのがこのマップだ。プラスチック製造業者には耐用年数の予測精度の向上やコスト削減効果がもたらされるだろう」と話している。