2017年10月06日 |
理研、ペロブスカイト太陽電池の新材料候補発見 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:理化学研究所 |
理化学研究所は5日、計算科学研究機構の中嶋隆人氏らの研究チームが、スパコン「京」を使って次世代太陽電池とされる「ペロブスカイト太陽電池」の新たな材料候補を発見したと発表した。 同研究チームは今回、二重ペロブスカイトと呼ばれる「A2BB´×6型」化合物を対象として、合計11,025個という膨大な数の組み合わせの化合物を選び出した。その結果、51個の低毒性元素だけからなる非鉛化材料の候補化合物を初めて発見した。この51個の化合物をさらに6つのタイプに分類した。 今後、材料ライブラリをさらに拡充することで、さらに高効率な非鉛化ペロブスカイト太陽電池のシミュレーション設計が可能になると期待される。 同研究成果は米国の科学雑誌「The Journal of Physical Chmistry Letters」掲載に先立ち、オンライン版(9月19日付)で紹介された。 |