2017年10月12日
理研など、フルオロアルケンの簡便合成を実現
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:理化学研究所

理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センターの植竹裕太特別研究員、大阪大学大学院工学研究科の生越専介教授らの共同研究チームは12日、アルケンの炭素上に複数あるフッ素のうち、一つだけ選択的にホウ素に置き換える化学反応を開発し、医薬品や高機能高分子の部分構造として応用が期待されるフルオロアルケンの簡便な合成を実現したと発表した。
有機合成化学の基本的な技術として、創薬や生命科学研究、機能性高分子の開発などへの応用が期待できる。

同研究成果は米国の科学雑誌「Journal of the American Chemical Sciety」掲載に先立ち、オンライン版(8月29日付)に掲載された。