2002年03月28日
2002年度ソーダ用塩需要619万トン、か性の生産1.1%減予想
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:財務省

 財務省は2002年度の「塩需給見通し」をまとめ告示した。登録事業者や塩事業センターからの販売見込量報告を基礎にして策定した。
 
 それによると,需要見込み量は生活用239千トン、業務用1,697千トン、ソーダ工業用6,730千トン、合計8,666千トン。一方供給は、国内産1、320千トンと外国産7,359千トン、計8,679千トンを見込み、バランスすると予想している。在庫は期首の1,325千トンから期末には1,338千トンと微増の見込み。
 
 経産省によると、2002年度のか性ソーダの生産量は、化学工業向けや紙・パルプ向け、塩素も塩ビ向けなどが低調に推移する結果、前年度比1.1%減の4,185千トンとなる見通しだ。このため、か性ソーダ用塩需要見込み量も6,193千トンと前年度見込み量の6,302千トンを下回る。
 
 2002年度のソーダ用塩需要としては、か性ソーダ用のほかにソーダ灰用520千トン、塩素酸ソーダ用及び金属ソーダ用16千トンがあり、合わせて6,730千トンと見込んでいる。