2017年11月02日
NEDO、機械特性改善の難燃性マグネシウム合金開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

NEDOと新構造材料技術研究組合(ISMA)組合員の産業技術総合研究所、不二ライトメタル(本社:熊本県玉名郡、山田晋社長)、戸畑製作所(本社:福岡県北九州市、松本和朗社長)のは、従来の方法に比べて機械特性を飛躍的に改善した難燃性マグネシウム合金押出材の開発に成功したと発表した。

マグネシウム合金は実用金属の中で最も軽く、強度も優れているところからCFRP(炭素繊維プラスチック)と並ぶ構造材料として注目されているが、燃えやすく加工性に劣るなどの欠点を有している。

今回、NEDOプロジェクトの一環として、産総研の千野靖正研究グループ長らは、マグネシウム合金押出材の機械特性である強度と延性のバランスを飛躍的に改善する技術の開発に成功した。この研究の成果により、今後は高い難燃性が必要とされる鉄道車両部材や建築部材への適用拡大が期待される。