2017年11月06日
中外製薬、活性型ビタミンD3、骨粗鬆症に有意結果
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は6日、骨粗鬆症治療薬として中国で開発中の活性型ビタミンD3誘導体「エルデカルシトール」(商品名:エルディロール)について、第3相臨床試験で統計学的に患者の骨密度を有意に増加させる結果が得られたと発表した。

第3相臨床試験は同剤の有効性および安全性を検証するため2015年から中国で実施。265名の患者をエルデカルシトールもしくはアルファカルシドールを1日1回経口投与し、12カ月後の腰椎骨密度の変化率を観察した。その結果、同剤に統計学的に有意な骨密度増加が認められた。詳細は今後論文および学会で発表する。