2017年11月21日 |
日本発「繊維状活性炭試験方法」国際規格に |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省は21日、日本発の「繊維状活性炭の試験方法」に関する国際規格が、ファストトラックを活用して発行されたと発表した。繊維状活性炭は日本で開発・生産されている空気や水を浄化する活性炭で、有害物質の除去性能に優れている。 日本繊維状活性炭技術連絡会(委員長・竹内雍明大名誉教授、9社で構成)がJISを通じてISO(国際標準化機構)にファストトラック(迅速法)を活用して提案していた「試験方法」が、提案から2年弱という短期間で国際規格として認められ、今回発行された。同省では「今後、環境保護や人々暮らしの安全・安心向上面で、日本の高性能な繊維状活性炭が国際的に普及することが期待される」としている。 「繊維状活性炭」とは、10~20ミクロンの細い繊維で、その表面積の大きさから通常の活性炭に比べて10倍以上の速度で空気中や水中の有害物質を吸着することができる。これまでその性能を評価する国際的な指標がないことが、海外市場への普及にとって課題となっていた。 ■日本繊維状活性炭技術連絡会 会員会社(9社)は次の通り :アドール、大阪ガス、大阪ガスケミカル、クラレケミカル、群栄化学工業、東洋紡績、東洋紡テクノサービス、フタムラ化学、ユニチカ。 |