2017年11月24日 |
大府大と東大、分子の設計で量子スピン液体を実現 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東京大学 |
大阪府立大学大学院の細越裕子教授、東京大学の榊原俊郎教授らの研究グループは、分子の設計性を利用した新しいタイプの錯体化合物を合成し、磁気ネットワークに乱れを導入することで量子スピンの液体状態を実現したと発表した。量子状態の解明は、スピンに備わる量子性の新たな一面や、物質中での量子エンタグルメントの効果を明らかにし、物性科学の基礎学術的にも大きな意義を持つ。 今後、量子物性の制御を可能にし、新たな量子現象を取り込んだ新材料開発につながると期待される。 同研究成果は11月23日(日本時間)19時に雑誌「Scientific Reports」に掲載された。 |