2017年12月01日 |
DSM、耐加水分解性のPBT樹脂を新開発 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:DSM |
DSMジャパンは1日、熱可塑性ポリエステルのArnite(商品名)シリーズに、新たに耐加水分解性(HR)グレードのポリブチレンテレフタレート(PBT)を加えたと発表した。自動車用のコネクター、制御デバイス、センサーなど高温、多湿環境にさらされる用途にコストパフォーマンスの高いソリューションを提供する。 自動車業界ではDSMの従来からのStanl PA46など高耐熱ポリアミドほどの高性能は要求しないが、高温・多湿への一定の耐性が欲しいというニーズが高まっている。DSMでは今回、これらの要求にこたえる新素材として同樹脂を開発した。熱安定剤を必要とせず、耐吸湿性に優れている。電装用途として標準的なポリアミドより優れている。 自動車業界では今後、電気自動車や自動運転自動車へのトレンドが高まるのに伴い素材に対するテストや検証基準がより厳しくなると予想される。新グレードはこうした時代の要求にこたえるために工夫を重ねてきた。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1512027409.pdf |