2017年12月06日
特許庁「世界の登録意匠情報」日本語で検索可能に
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:特許庁

経産省は6日、日本の特許庁と米国特許商標庁、欧州連合知的財産庁、中国国家知識産権局、韓国特許庁の5庁による「意匠5庁(ID5)」第3回会合がスイスで開催され、意匠制度比較調査をまとめるとともに、新たな意匠保護のあり方について議論したと発表した。「意匠5庁(ID5)」は、意匠分野の国際的な協力の枠組みとして2015年に創設された。世界の8割以上の意匠登録出願を扱うID5が相互理解を深め、国際協力関係を強化していくのが目的。

今回会合では、協力プロジェクトに基づき5庁の制度比較調査をとりまとめた。意匠の保護要件(保護対象となるデザイン創作物の範囲)、出願のための図面開示要件、外国優先権の実務、意匠検索のための意匠分類、出願・審査統計などについての調査結果をまとめた。今後ユーザーに公表することでも合意した。これにより我が国のユーザーは、1300万件以上にのぼる世界の登録意匠情報を日本語で検索することが可能となる。