2017年12月06日
BASF、稲の直播栽培技術普及へ IRRIと提携
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:BASF

BASFジャパンは6日、稲の直播栽培用ツールと技術の普及を図るため、フィリピン・マニラ市近郊に本部を置く国際稲研究所(IRRI)とBASFが3点の合意書に署名したと発表した。IRRIと提携し、消費者も参加できるマルチステークホルダー方式のDSRコンソーシャムを設立、非遺伝子組換えの除草剤耐性を備えた稲の研究を進める。

コンソーシャムが掲げる目的は以下の3点。
(1)水稲直播栽培および乾田直播栽培の安定した機械化システムの開発。
(2)雑草管理ソリューションの調査。
(3)直播栽培を行うアジアの稲作農家に適した農学の実践と構築。

同コンソーシャムの設置により、IRRIは直播栽培技術を開発し、アジアの環境条件に適した稲の生産について研究できるようになる。官民両セクター、研究機関、NGO、生産者団体などもコンソーシャムに加入できる。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1512529027.pdf