2017年12月07日
三井化学アグロとBASF、新規殺虫剤商業化で長期契約
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:BASF、三井化学アグロ

三井化学アグロ(本社:東京都中央区、谷和功社長)とBASFの両社は7日、新規殺虫剤「ブロフラニリド」の長期商業化契約を締結したと発表した。同剤は三井化学アグロが原体を発明し、殺虫剤として両社で共同開発した。三井化学アグロは日本・アジア、BASFは欧米を中心にそれぞれ販売権を確保、両社はグローバル展開に向けて協業する。

「ブロフラニリド」は、三井化学アグロが開発中の新規5原体の1つ。同社の持つ分子デザイン・有機合成技術によって開発した全く新しい作用性を持つ殺虫剤で、既存剤に抵抗性を持つ害虫にも有効だ。葉菜類や果菜類、ワタ、トウモロコシ、イネ等穀類、果樹など幅広い農業分野に適応できる。農家や害虫駆除業者に有効なソリューション提供となる。なお「ブロフラニリド」製品の上市は、2020年の予定。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1512621715.pdf