2017年12月12日 |
産総研、人工生物発光酵素の基質を開発 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:産業技術総合研究所 |
産業技術総合研究所は11日、生物発光酵素に極めて選択的に明るく発光する、一連の基質類の新規合成に成功したと発表した。従来、生物発光酵素はおおむね同じ発光基質を共有することが常識だった。 今回、研究チームは新たな挑戦によって、発光酵素に対してそれぞれ選択的に発光する発光基質類の分子設計戸、開発に成功した。 その結果、バイオアッセイにおいて汎用的に用いられているウミシイタケ由来の発光酵素類や発光プランクトン由来の人工生物発光酵素類に選択的に発光する基質類の合成と生細胞実証に成功した。もしバイオアッセイで多数の発光酵素を同時に用いることができれば、高いサンプル処理能など、バイオアッセイの効率を大きく高めることができる。 同研究成果は、「Sientific Reports」誌オンライン版(2017年4月19日付)に掲載された。 |