2017年12月21日 |
京大、「二刀流」のがん増殖機構を発見 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:京都大学 |
京都大学の古谷寛治放射線生物研究センター講師らおよび井倉毅准教授、井倉正枝研究員らの研究グループは。細胞が本来もっている防御ネットワークを突き破り異常増殖するという、がん細胞特有の性質を説明する分子機構を発見したと20日発表した。 この結果は、がん細胞が細胞増殖機構を推進するだけでなく、増殖機構の敵をなぎ倒すといった「二刀流」を駆使することでがん増殖をし続けることを示している。 同研究成果は、今後のがん治療やがんの新たな分子標的治療の発展に寄与できると考えられる。現在、100種類あるといわれるがんの個別治療への発展を目標とした研究を進めている。 この研究成果は、12月19付日のオンライン科学雑誌「eLife」に掲載された。 |