2017年12月21日 |
岩谷産業、茨城に新ヘリウムセンターを建設 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:岩谷産業 |
岩谷産業は100%子会社の岩谷瓦斯(本社:大阪市、宮川隆史社長)が茨城県稲敷郡に新たにヘリウムセンターを建設すると発表した。2019年4月完成の見込みだ。 ヘリウムは、医療や半導体・光ファイバーなど、先端産業には欠かせないガスだが、世界6カ国の天然ガスからしか産出されない希少ガスだ。 岩谷瓦斯は現在、大阪、つくば、横須賀の3拠点にヘリウムセンターを有する。新センターは東日本の既存2拠点(つくば、横須賀)合計の1.3倍に能力を増強するとともに、高効率のヘリウム回収設備を導入する。充填時に発生するロスを従来の1/8に低減する。また超高純度ヘリウム充填設備を導入する。現在の20MPa重点から30MPaの高圧充填を行うことで配送の効率化を図る。 同社はまた、中国のヘリウムガス需要増加に対応するため、陝西省西安市にも19年2月の完成を目指して新ヘリウムセンターを建設する。中国では浙江省嘉興市に次ぐ2番目の供給基地となる。 |