2017年12月25日
三菱ケミ、伊社とプロピレン誘導品技術で協業契約
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ケミカル

三菱ケミカルは25日、イタリアの大手エンジニアリング会社 Maire Tecnimontの子会社であるMET社(注)との間で、天然ガスからアクリル酸、アクリル酸エステルおよびオキソアルコールを製造するプロセスライセンスに関する協業契約を締結したと発表した。
三菱ケミカルは、1962年にプロピレンからアクリル酸およびアクリル酸エステルを製造するプロセスを開発し、現在も四日市に商業プラントを持つ。世界各国にも10件以上のライセンス実績を有する。また、1953年にはプロピレンからオキソアルコール類を製造する技術を開発し、60年からプラント(水島)を操業中で世界各国に約10件のライセンス実績を持っている。
一方、MET社は天然ガスに含まれるメタンからダイレクトにプロピレンを製造する独自技術を有する。このため今回、両社の技術をパッケージした技術ライセンスビジネスを展開することにした。

(注)MET社の正式社名 :MET Gas Processing Technologies。