2002年03月27日 |
住友化学とJSRの両社「E -SBR」 の生産受委託で合意 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:JSR、住友化学 |
住友化学とJSR の両社は27日、E -SBR (乳化重合スチレン・ブタジエンゴム)の生産受委託を実施することで合意したと発表した。 住友化学が千葉工場でのE -SBR (生産能力年産5 万トン)の生産を停止し、販売必要量全量を主原料(スチレンモノマー、ブタジエン)持ち込みのうえ、JSR に生産委託する。今年10 月をめどにJSR 四日市工場で受託生産を開始する予定。 両社は従来から、主原料の一つであるブタジエンを両社折半出資の東部ブタジエンで生産するなど密接な関係にある。 E -SBR 市場は、ユーザーである国内タイヤ産業の急速なグローバル展開にともない、海外品との競争が激化している。 今回の生産受委託は、一層の合理化によるコスト削減を図り、国際競争力の向上を目指すもので、住友化学のE -SBR をJSR 四日市工場で生産することで、同工場の稼働率を高め、生産性向上によるコストダウンを図る。 住友化学は、委託生産したE -SBR を自社で販売する。また省燃費等の高性能タイヤ用のS -SBR (溶液重合スチレン・ブタジエンゴム)は、引き続き生産・販売ともに自社での事業を継続する。 |