2018年01月11日 |
旭化成、LIB用セパレータ能力増大 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は11日、自動車向けリチウムイオン二次電池(LIB)の需要拡大に対応するため、セパレータである「セルガード」(乾式膜)および「ハイポア」(湿式膜)の生産能力増強を決めたと発表した。 同社は乾式膜を米国ノースカロライナ州、湿式膜を滋賀県守山市、宮崎県日向市および韓国に拠点を置いて展開してきた。乾式と湿式の両方を持つセパレータメーカーとして世界トップクラスのシェアを保持している。 今回、総額約75億円を投じて米国と守山両工場で設備増強を行うことにした。 乾式膜「セルガード」は米国ノースカロライナ州の既存工場内で、年産約1億5000万㎡の増強を行う。18年度下期に商業運転開始の予定。湿式膜「ハイポア」の設備増強は守山製造所内で行う。増強能力は約9000万㎡。商業運転開始は20年度上期の予定。 旭化成グループのLIB用セパレータ生産能力は、今回の増強で乾式膜が年産約4億㎡、湿式膜が同約7億㎡、合わせて年産約11億㎡となる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1515637259.pdf |