2018年01月17日 |
大日印刷、自動車向け大型曲面樹脂ガラス開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:大日本印刷 |
大日本印刷は17日、曲面加工性に優れ、自動車などの湾曲したリアウィンドウなどに最適な、軽量の樹脂ガラスを開発したと発表した。 同社は16年2月、独自の印刷技術を生かしてポリカーボネートなどの樹脂表面にハードコート層を転写し、太陽光、風雨などに対する耐候性や耐摩耗性を向上させる「樹脂ガラス」を開発した。さらにその後、その転写フィルムを改良して曲面への追従性を高め、自動車のサンルーフなどの曲面形状にも使用できる「曲面樹脂ガラス」を開発した。 今回、さらにその曲面加工性を高め、ルーフスポイラーやテールランプカバーなど、デザイン性に富む機能部品を一体成形するリアウィンドウ等への展開を可能にした。重さは一般のガラスの約半分と軽量。ガラスと同等の透明性を有する。耐衝撃性に優れ、割れにくいため安全性に優れている。2020年度50億円の売上をめざす。 1月17日~19日、東京ビッグサイトで開催される「第10回オートモーティブワールド」に出展する。 |