2018年01月23日
12月の可塑剤好調、DINP生産DOPと並ぶ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

可塑剤工業会が発表した12月の需給実績によると、電気・電子分野を中心に使用の切り替えが進むDINPの生産量が初めてDOPと同数で並んだ。「欧州の環境規制強化によって電気・電子・電線分野の塩ビ製品に使用される可塑剤がDOPからDINPへシフト化されている。DINPが同数で並んだということは、1つの時代の象徴という気がする」と業界では話している。(関連記事:別掲)

<12月の可塑剤需給実績>単位:トン ( )は前年比%
【生産】
(フタル酸系)
◇合計   23,671 (134.4)
・DOP   10,801(97.1)
・DBP      67(85.9)
・DIDP     0(ー)
・DINP  10,801(171.7)
・その他  2,002(1528.2)
(アジピン酸系)
◇生産計  1,426(106.4)

【出荷(国内+輸出)】
(フタル酸系)
◇合計   19,345 (106.3)
・DOP    9,728(97.9)
・DBP     93(117.7)
・DIDP    370(80.4)
・DINP   8,222(15.6)
・その他   932(150.6)
(アジピン酸系)
◇出荷計   1,334(96.1)