2018年01月23日
17年可塑剤の生産回復、リーマン時に戻る
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

可塑剤工業会が発表した17年1~12月の需給統計によると、生産・出荷とも前年をほぼ2けた上回わり2010年のリーマン・ショック当時の水準に戻った。「塩ビ樹脂の好調に支えられたのは確実です。でもDOPなど毎年3万トン以上あった輸入品が17年は2万トンと約1万トン減少している。今後はアジア全体の塩ビ市場の動向も気になります」と、業界では海外市場の動向にも目を向けている。(関連記事:別掲)

<2017年(暦年)可塑剤需給実績>単位:トン ( )は前年比%
【生産】
(フタル酸系)
◇合計   223,002 (109)
・DOP   114,556(99)
・DBP      991(92)
・DIDP    2,730(97)
・DINP   95,585(125)
・その他   9,220(108)
(アジピン酸系)
◇生産計  17,366(101)

【出荷(国内+輸出)】
(フタル酸系)
◇合計   228,145 (110)
・DOP   117,005(98)
・DBP      786(86)
・DIDP   2,752(91)
・DINP   97,818(131)
・その他  9,784(111)
(アジピン酸系)
◇出荷計  17,163(104)