2018年01月30日 |
丸善・コスモ・荒川化「水素化石油樹脂」新会社 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:丸善石油化学 |
丸善石油化学、コスモエネルギーホールディングス、荒川化学工業の3社は29日、水素化石油樹脂を共同事業化するための新会社設立で合弁契約書を締結したと発表した。 新会社は社名が「千葉アルコン」。丸善石油化学のエチレンプラントから副生するC9留分の付加価値向上を目的して生産する。エチレンプラントに隣接して年産2万トンの水素化石油樹脂設備を建設する。丸善石油化学から原料と用役の供給を受け一貫生産する。新設備は2020年末稼働開始の予定。製品の水素化樹脂は荒川化学が生産する。同社は自社開発した「アルコン」(商品名)が好調で、現在日本とドイツの2拠点で同樹脂を製造、販売している。 「アルコン」は高圧水素化技術を応用して製造する。無色透明の樹脂で紙おむつ等の衛生材料のホットメルト接着剤としての用途を持つ。衛生材料の世界的な需要拡大にともない成長が期待されている。 ■設立する合弁会社の概要 (1)名称: 千葉アルコン製造株式会社(Chiba Arkon Production,Limited) (2)所在地: 千葉県市原市五井南海岸2番地(コスモ石油 千葉製油所内) (3)代表者 :代表取締役 石本 司(荒川化学工業 執行役員 東京支店長 ) (4)設立年月日 :2018年2月 予定 (5)事業の概要 :水素化石油樹脂の製造および販売 (6)生産能力 :2万トン/年 (7)決算期 :3月31日 (8)資本金 :20億円 (9)出資比率: 荒川化学工業:51% コスモエネルギーHD:14% 丸善石油化学:35% |