2018年02月02日 |
昭電のLIB用導電助剤、川崎市から「低CO2」大賞 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は、川崎事業所で製造しているリチウムイオン電池(LIB)用導電助剤「VGCF」が川崎市の「低CO2 川崎パイロットブランド 17」製品・技術部門で大賞を受賞した。1日~2日に開催された「川崎国際環境技術展2018」で福田紀彦市長から渋谷昌夫・昭電執行役員に認定証が手渡された。 「低CO2川崎ブランド」とは、川崎市の「環境と経済の好循環による持続可能な低炭素社会の構築」を目指した取り組みの一環として2009年度にスタートした。ライフサイクル全体でCO2削減に貢献する「川崎発」の製品・技術を評価し、広く発信することで全市の環境意識向上につなげる。 昭電はこれまでに液化アンモニア「ECOANN」と、余剰麻酔ガス処理システム「アネスクリーン」で大賞を受賞しており、今回の受賞で3製品目となった。 <用語の解説> ■{VGCF」とは :気相法炭素繊維(VGCF)のこと。CVD(化学気相成長)法で合成された高結晶性、高純度の電池用カーボンナノチューブで、LIB の長寿命、高容量化を目的として正極・負極に添加する。 細長い形状により電極物質間に良好な導電パスを形成することで、寿命特性とレート特性(充放電あたりの電流量)を向上させる。電池の交換頻度を低減できるため、本製品を使用しない電池と比較し、ライフサイクル全体でCO2 の排出量を約45%削減する。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1517546084.pdf |