2018年02月07日 |
帝人、松山に高機能メンブレン量産設備 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:帝人 |
帝人は6日、高機能メンブレン「MIRAIM」(商品名)の需要が半導体向けを中心に好調なため、約30億円をかけて松山事業所内に量産設備を新設すると発表した。 同社は、2002年からポリエチレンを使用したメンブレンの開発に着手し、同事業所内に開発設備を設置してメンブレンの製造や無機粒子の分散化技術を蓄積してきた。2015年からは高機能メンブレン「MIRAIM」として本格展開を開始した。「MIRAIM」は、膜厚、孔径、空隙率を自在にコントロールでき、メンブレンへの微粒子分散技術に優れる、異種ポリマーの多孔膜を両面にコーティングできるなどの特徴を有する。 世界的に旺盛な半導体需要を背景に、フォトレジスト用途など液体フィルター向け需要が拡大していることから、今回量産設備の新設を決めた。2019年初稼働開始の予定。革新的セパレータとして本格開中の「LIELSORT」と合わせて2020年には200億円の売上を目指す。 |