2018年02月13日
帝人、タイに樹脂コンパウンド工場新設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人

帝人は13日、経済成長が続くタイに樹脂コンパウンドの工場と開発技術センターを新設すると発表した。同国アユタヤ県バンパイン工業団地にある現地法人(テイジン・コポレーション・タイランド社)のアラミド繊維工場内に、年産約1万トン能力のコンパウンド工場と、延床面積6000m2の技術開発センターを建設する。稼働開始は2019年央の予定。

工場の新設によりASEAN域内の需要増大に対応する。技術開発センターを併設することで、既存の千葉(テクニカルセンター)と上海(帝人化成複合塑料)を結ぶアジア3極体制を実現、樹脂事業のグローバル展開加速につなげる。

帝人はまた、韓国にもSKケミカルとの合弁会社、イニッツ社で高機能PPSコンパウンドを生産し「SOLFIGA(ソルフィガ)」ブランドとして展開する計画だ。イニッツ社が生産するPPS樹脂(年産1.2万トン)と、帝人グループの高機能素材を組み合わせ、高機能な特殊コンパウンドとして本格展開する。