2018年02月20日
1月のPS生産 9%減、SMは高稼働続く
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会は19日発表した、1月の生産・出荷実績によると、生産はPSが前年比マイナス、SMはプラスだった。PSは12月の生産が4%増の6万トン台と多かった。原料価格や市況の動きとの関連が注目されそうだ。

<ポリスチレン(PS)>
 1月の生産は54.2千トンで前年比▲9%だった。定修工場はなし。内需は48.1千トンで▲7%、輸出は2.0千トンで同58%の増加だった。用途別内需はFS用の5%増以外は電機・工業用、包装用・雑貨と全ての用途でマイナスだった。

<スチレンモノマー(SM)>
 1月の生産は192.3千トンで前年比1%のプラスと高稼働。定修工場はなかった。
内需は123.9千トンで同7%の減少となったが、輸出が60.1千トンで24%増加し支えた。
国内向けはEPSが前年の9.3千トンから1万トン台に増やしたものの、主力のGP/HIをはじめ合成ゴム、ABS樹脂向けはマイナスだった。輸出が昨年秋口から好調で、11月以来の6万トン台をマークした。

ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1519021523.pdf