2018年02月22日 |
三菱ケミ、バイオ燃料向けゼオライト膜市場展開 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ケミカル |
三菱ケミカルは22日、バイオエタノール製造プロセス向けのゼオライト膜「ZEBREX」を用いた脱水システムのマーケティングを開始したと発表した。北米地域では米国のエンジニアリング企業ICM社(本社:米国カンザス州)、アジア太平洋州と欧州地域では三井物産とそれぞれ戦略的提携し展開する。 近年、CO2対策につながる植物由来のバイオエタノールに関心が高まっているが、これを燃料として使用するためには一定の濃度まで脱水する必要がある。「ZEBREX」は最先端のゼオライト膜脱水システムで、再生工程が不要、で連続的な脱水ができるなど、従来法(PSAプロセス)と比べてエネルギー消費量を20~30%削減できる特長を有する。 このため今後はバイオエタノール設備からの新設やPSAプロセスからの置き換え、増設向けに「ZEBREX」を用いた脱水システムを世界規模で売り込んでいく方針だ。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1519266299.pdf |