2018年02月22日
富山化学、抗がん剤リポソーム製剤生産へ新工場
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富山化学
新工場の外観(イメージ)

富士フィルムは22日、グループ会社の富山化学工業(本社:富山市、岡田淳二社長)が新たに約40億円を投じて富山市の第二工場内に抗がん剤「リポソーム」製剤の新工場を建設すると発表した。独自開発の遺伝子治療薬。リポソーム製剤の治験薬や製品の商業生産を行う計画。2018年9月に着工し、20年2月に稼働開始の予定。

リポソーム製剤は、細胞膜や生体膜の構成成分である有機物ノリン脂質などをカプセル状にした微粒子(リポソーム)の中に薬物を内包した抗がん剤で、リポソーム製剤化していない既存薬の1/60の低用量でも
大幅に薬効があることをマウス実験で確認済み。今年度内に米国臨床第1相試験を開始する予定だ。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1519286564.pdf