2018年02月26日 |
三菱ケミカル、キレート剤 内外とも値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:三菱ケミカル |
三菱ケミカルは26日、キレート剤のエチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、L-アスパラギン酸N、N-二酢酸(ASDA)の値上げを発表した。国内外とも3月16日出荷分から実施する。 <対象製品と値上げ幅> ・EDTA類 :(国内)30円/kg以上 (輸出)300ドル/トン以上 ・DTPA類 :(国内)30円/kg以上 (輸出)300ドル/トン以上 ・ASDA :(国内)20円/kg (輸出)200ドル/トン以上 キレート剤は国内では洗剤や肥料向け需要が堅調、海外でも水処理用途を中心に伸長している。だが供給面では足元の原油価格の上昇から直近の国産ナフサは45,000円/klを超えるレベルで推移している。このためプロピレン、か性ソーダ、ホルマリン、EDAなどのキシレート剤の原料価格が大幅上昇している。燃料価格や梱包価格、物流費などの諸経費も急騰しつつある。自助努力で吸収できる範囲を超えているため価格転嫁せざるを得ないと判断した。 |