2018年03月06日 |
昭和電工、欧州・アジアで自己株600万株処分 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は6日、自己資金調達のため欧州・アジア地域で自己株式600万株を処分すると発表した。 3月6日~8日までのいずれかの日の株価(終値)に0.9~1.00を乗じた価格を仮条件として募集する。 売却後の手取り概算額は、合計約253億円。 同社が保有する自己株式数は、現在の約719万株から処分後約119万株に大幅減少する。 調達した資金は (1)黒鉛電極会社(SGL GE社)の買収に伴う借入金の返済および関連投資(約153億円) (2)電子材料用高純度ガス事業拡大(約50億円) (3)アルミ缶のタイ・ベトナム拠点増強(約20億円) (4)リチウムイオン電池材料およびパワー半導体用SiCエピウェハーの能力増強(30億円)ーなどに充てる。 これにより「将来の大きな成長市場に対して、競争優位なビジネスモデル確立」を目指す。 募集地域を欧州、アジア地域に特定した理由については「それぞれの国に国内法があり、募集手続きに時間やコストがかかる。今回はスピードを優先して判断したようだ」(同社広報室)と説明している。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1520320320.pdf |