2018年03月16日

DIC、高剥離性の細胞培養容器 開発

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：DIC

DICは15日、iPS/ES細胞などの幹細胞を回収する際の細胞へのダメージの低減を目的として、高剥離性細胞培養容器「Cepallet」（商品名）を開発したと発表した。京都大学ウイルス・再生医科学研究所の末盛博文准教授らとの共同研究成果と、独自の合成・塗工技術を生かして開発した。 一定温度で親水・疎水性が変化する同社の温感ポリマコート剤をナノレベルの塗工技術で底面に塗工した。 体温に近い37℃の培地中で細胞を培養後、室温以下の冷培地に交換することで細胞が剥がれやすくなる。 3月21日～23日、パシフィコ横浜で開催される第17回日本再生医療学会総会で展示する。