2018年03月26日 |
日化協「外から見た日本の化学工業」冊子配布 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本化学工業協会 |
日本化学工業協会はこのほど「グラフでみる日本の化学工業 2017」を刊行し配布を開始した。A4判18ページと、ページ数は少ないが情報量は豊富で「出荷額」の項だけでも、他産業との比較から推移、製品別内訳、構成比、さらに都道府県別出荷額(従業員数・事業所数)とほぼ網羅。「研究費」の項でも産業別に占める比率だけでなく、売上高に対する比率推移や特許出願件数、トップ4カ国との比較などとびっしりだ。 わが国化学工業の2016年出荷額は2620億ドルで中国、米国に次いで世界第3位。企業別では世界トップ30社の中に、三菱ケミカルホールディングス、東レ、住友化学、三井化学、信越化学の5社が名を連ね、米国の6社に次いでドイツとともに2番目に多い。データはほかにも「海外生産比率」や現地法人の「製造業全体に占める割合」推移など、グローバル化が進む中で、わが国化学業界の“勢力”がひと目でわかるように編集されている。 化学業界には生産・出荷等の統計資料は多いが、業界の外から客観的に見たデータ集は貴重だ。日本語版と英語版の両方があり、日化協会員会社は申し込めば入手できる。50冊まで無料。申し込み締め切りは4月20日。 問い合わせ先は日化協広報部(TEL:03-3297-2555) |