2018年03月26日
旭化成ファーマ、P2X7受容体拮抗薬 開発・製造へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成ファーマ

旭化成ファーマは26日、ラクオリア創薬(本社:名古屋市、谷直樹社長)との間で、新規P2X7受容体拮抗薬に関するライセンス契約を締結したと発表した。
両社は2013年から開発候補化合物の開発研究に共同で取り組み、今回、新規神経障害性疼痛治療薬候補であるP2X7受容体拮抗薬の開発に成功した。2018年3月に前臨床開発段階に移行することを決めた。

P2X7受容体は、中枢神経系のグリア細胞に多く発現するイオンチャネルの一種で、慢性疼痛の形成や維持過程に深く関与していることが知られている。

今回のライセンス契約に基づき、旭化成ファーマはP2X7受容体拮抗薬の全世界を対象にした独占的な開発・製造・販売権を取得する。ラクオリアは対価として契約一時金のほかマイルストン、ロイヤルティを受け取る。今後は旭化成ファーマが新規治療薬の開発を前臨床試験から開始する。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1522048482.pdf