2018年03月27日
「第4回 日化協 LRI賞」岐阜薬大の中西剛准教授に
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:日本化学工業協会

日本化学工業協会は26日、第4回「日化協LRI賞」受賞者に、岐阜薬科大学 衛生学研究室の中西剛准教授が決まったと発表した。
同氏の「核内受容体作動性ハザードによる生殖発生毒性および評価系構築に関する総合研究」が化学物質の安全性評価に貢献すると評価された。
化学物質の安全性評価で、人への影響及び詳細な作用機構を把握することは重要だが、受賞者は、化学物質の有害性の作用点として、細胞核内の受容体(核内受容体)に着目し、有機スズや代替ビスフェノールAの生殖発生毒性について優れた研究成果を挙げた。さらに、新しい視点で正確に有害性評価できるin vivo 試験系の構築に取り組んだ。こうした化学物質のリスク評価上の難問に果敢に挑戦する姿勢も評価された。
表彰式は今年7月、大阪市で開催される「第45回日本毒性学会学術年会」で行われる。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1522037083.pdf