2018年04月02日
【入社式社長挨拶】(1)宇部興産/日本触媒/昭和電工
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:宇部興産

事実上の新年度入りとなった2日は、多くの化学企業で新入社員を迎える入社式を開いた。各社ともこのところ業績は好調とはいえ、苦しい構造改革を乗り越えてきたばかり。イノベーションやIoT導入、グローバル競争にどう立ち向かうかなど課題は多い。トップからは“新戦力”に期待する声が相次いだ。

〇宇部興産・山本謙社長
2月に「品質検査」に不適切行為が見つかった宇部興産は、山本謙社長が68名の新入社員に向かって「今後は品質管理体制の強化と内部監査の徹底を図っていくが、企業文化・風土の改善も不可欠だ。皆さんの新鮮な感性に期待する」とあいさつ。ありたい姿として「顧客に価値を創出し続ける企業」を掲げ、行動の規範とするよう求めた。

http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1522631520.pdf

〇日本触媒・五嶋祐治朗社長
日本触媒の五嶋祐治朗社長は、企業理念である「Techno Amenity(技術力で快適さを提供する)」と「安全が生産に優先する」の2点を挙げ、しっかり心に刻むよう訓示した。また、決して諦めず、粘り強く、情熱と信念をもち、力を合わせてやり抜いてほしい
と呼びかけ、「そのための意識改革が必要だ」と説いた。

http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1522637392.pdf

〇昭和電工・森川宏平社長
昭和電工の森川宏平社長は、「今は経済環境や市場の予測が難しい。国際競争が激化する中で、高い収益性と安定性を両立させた企業体質」が求められていると強調し、「考えるを実践する。何ができるかを考える」「変化を楽しむ。恐れない」「絶えず主体性を持つ」の3つを、「きょうから行動してほしい」と求めた。

http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1522636753.pdf