2018年04月11日 |
中外製薬、日化薬への「バイオ後続品」請求放棄 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:中外製薬 |
中外製薬は11日、日本化薬を相手取って提起していた訴訟について、請求を放棄することにしたと発表した。 同社は2017年8月、ロシュ・グループのジェネンテック社が保有する抗HER2ヒト化モノクローナル抗体「ハーセプチン・注射用」の乳癌治療に関する用途特許の侵害を理由として、後続品承認申請者の日本化薬を相手取り、東京地裁に製造販売等の差し止めを求める訴訟を起こしていた。 だが、今年3月に日本化薬が「HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃癌」として開発品の製造販売承認を取得したため、当初の目的は達せられたと判断し、4月10日に請求放棄の手続をとった。 一方、日本化薬も同日付で「原告らの請求放棄により、訴訟問題は終了した」と発表した。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1523429900.pdf |