2018年04月16日 |
島津製作所、超高速・紫外可視分光光度計 発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:島津製作所 |
島津製作所は16日、業界最速の超高速スキャン機能を搭載した紫外可視分光光度計「UV-1900」を16日に発売したと発表した。カラータッチパネルを採用し、スペイン語とポルトガル語を含む5言語に対応できるなど、操作性も兼ね備えた機種を開発した。 同社のUV-Vis(紫外可視分光光度計)上位機種に搭載している低迷光回折格子により、高精度な定量分析を可能にした。最速29000nm/min(可視光領域で約3秒)でデータ取得が可能。繰り返し測定を行うことで、短時間で化学反応するサンプルの変化過程を分析できる。 UV-Visは、試料の透過や反射した紫外・可視光を検出して、物質の同定や定量を行うことができ、大学や官庁、製薬、化学、食品など幅広い業界で研究開発、品質管理などに用いられている。近年は新興国でも需要が拡大している。このため今回、コストパフォーマンスや操作性、各国規格への対応などを重視して新開発した。 2018年度に全世界で「UV-1900」を3,300台以上の販売をめざす。 |