2002年03月27日 |
塩ビ2月の生、出荷実績、前年比マイナス幅が縮小 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:東ソー、塩ビ工業・環境協会 |
VEC(塩ビ工業・環境協会)は27日、2月のPVC(塩ビ樹脂)とモノマ—の生産、出荷実績を発表した。 PVCは生産が18万5.751トン(前年同月比94.5%)、出荷18万1,098トン(94.8%)、モノマーは生産25万3,285トン(100.5%)、出荷24万6,849トン(97.0%)と、落ち込み幅はこれまでに比べてやや縮小した。 記者会見した田代会長(東ソー会長)ら首脳は、業界の現状や課題について、それぞれ次の通り語った。 (1)2月の生産,出荷量は対前年比マイナス幅が縮小したが、昨年2月は落ち込みが大きかったので、今回の数字だけで底入れと見ることはできない。先の見通しも立たない。ただ3月以降各社定修に入るため、需給バランスは回復に向かう。海外市況も急ピッチで回復しつつあり明るい材料といえる。 (2)海外では中国の買い付けが増えており、これに伴って市況にも回復が見られる。現在市況はPVCトン600~620ドル、モノマー500~510ドル、EDC290~300ドルとなっており、モノマー価格に比べてポリマーの水準が低すぎるように思える。しかし中国の輸入も、はたして実需に見合ったものなのかどうか、もう少し様子を見る必要がある。 (3)ここへきてまた原料ナフサ価格が上昇している。4~6月価格をキロリットル当り1万9,000円と予想していたのに、2万4,000円という見方が一般的だ。海外市況はある程度原料価格にリンクしで動いているが、国内市況は低迷したままだ。経営環境はなお厳しいといわざるをえない。 http://www.c-nt.co.jp/data/pvc/2001pvc.html""> 2月の塩ビ樹脂生産出荷実績表 http://www.c-nt.co.jp/data/pvc/2001vcm.html""> 2月の塩化ビニルモノマー生産・消費・出荷実績表 ※iモードではご覧になることが出来ません。 |