2018年04月19日 |
宇部興産、木質バイオマス実証へ 独自技術開発 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:宇部興産 |
宇部興産は19日、木質バイオマス利用を推進するため、宇部工場内の火力発電所に自社開発したトレファイドペレット(木質炭化燃料)年産能力6万トンの実証設備建設を決めたと発表した。 トレファイドペレットとは、木質チップ燃料のこと。木炭よりも低い温度で炭化することで、エネルギー密度が高く、粉砕性に優れた燃料を製造することができる。石炭火力ボイラーの補助燃料として利用できる。同社が開発したトレファイドペレットは、石炭に10%以上の比率(熱量比)で混焼できる。混合粉砕性を大幅改善した。石炭と同等のハンドリング特性を有する。混焼が容易で専用のハンドリング設備が不要などの特長を持つ。 実証設備は2018年4月に着工し、19年10月から本格稼働に入る予定。 原料となる木質チップは、カナダのPinnacle Renewable Energy社から長期・安定的に調達し宇部港に輸入する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1524124233.pdf |