2018年04月23日 |
積水化学、住宅向けフィルム型LIB生産能力増強 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:積水化学工業 |
積水化学工業は23日、連結子会社のエナックス中部事業所(愛知県常滑市)に、約40億円を投じて住宅向けを中心としたフィルム型リチウムイオン電池(フィルム型LIB)の生産能力を増強すると発表した。稼動後のLIB生産能力は約1万棟分で、稼働開始は2019年度下期の予定。 同社は、高安全・長寿命・高容量を同時に実現できるフィルム型LIB事業を戦略事業と位置付け、17年から住宅向け製品の販売の開始した。京セラが販売する住宅用蓄電システムに搭載され、同システムをセキスイハイム商品に採用している。電池ユニットは大容量かつコンパクトサイズで、室内設置も可能なことから、需要は好調でエネルギーの自給自足化への動きなどもあり、今後さらなる増大が見込まれている。 今回、生産ライン新設とあわせて同社つくば事業所とエナックス中部事業所に分散していた生産工程をエナックス中部事業所に集約し、一貫生産体制を構築して生産効率の向上を図る。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1524464559.pdf |