2018年04月25日 |
J-TEC、「自家培養軟骨ジャック」変更承認申請 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング |
富士フイルムは25日、グループ会社のジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(本社:愛知県蒲郡市、畠賢一郎社長)が、厚生労働省に対して膝関節治療に使用される再生医療等製品「自家培養軟骨ジャック」の一部変更承認申請を行ったと発表した。 今回の申請は、患者の骨膜を委嘱する代わりに人工のコラーゲン膜を使用し、治療の低侵襲化・移植手技の簡便化を図る目的。 「ジャック」は、膝関節の外傷性軟骨欠損や骨軟炎を適応対象として2012年に製造販売承認を取得した。整形外科領域では日本初の再生医療等製品で2013年から保険適用されている。現在治療法として、患者から採取した軟骨組織を約4週間培養して作製した「ジャック」を欠損部に移植し、患者の脛骨の骨膜で覆って治療する方法がとられている。 だが、この方法では、骨膜の採取が必要となり、患者への侵襲性が高く、医師の手技負担を伴う。患者の骨膜の代わりに人工のコラーゲン膜が使用できれば手技の簡便化と、患者負担の軽減を図ることができる。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1524623514.pdf |