2018年05月10日 |
デンカ、新規高機能エラストマー「Evolmer」上市 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:デンカ |
デンカは10日、クロロプレン、ER(アクリル系特殊ゴム)に続く第3の高機能エラストマーとして、耐熱性能と機械的強度に優れた「Evolmer(エボルマー)」を開発したと発表した。青海工場(新潟県)に年産2000トン規模の生産設備を建設する計画。とりあえず2019年1月から試作品を上市する。2022年には年間1500トンの販売を見込む。 「Evolmer」は、クロロプレンやER、高機能スチレン樹脂などで得た高度な重合技術を生かして開発した。機械的強度や耐油性、耐摩耗性に優れ、低温下での圧縮永久歪が小さい。動的環境下で耐屈曲疲労性に優れるなど従来のエラストマーには見られない物性バランスを有する。 自動車、建機、電気・電子分野のシール材や繊維処理財市場で高度な要求に幅広く応える新素材となる。 現在、サンプルテスト中だが、高品質エラストマー「水素化ニトリルゴム」の代替を視野に積極的に市場展開したい意向だ。販売価格も水素化ニトリルゴム以下に設定するとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file4_1525918449.pdf |