2018年05月14日
JSR、医療分野向けデバイス開発で米OPMと協業
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:JSR

 JSRは14日、ポリエーテルケトンケトン樹脂(PEKK)を用いた医療・工業用途向け高機能デバイスの開発、製造を手掛けるOxford Performance Materials,Inc.(本社:米国コネティカット州)と、アジア地域におけるPEKK医療デバイス事業および歯科中間材料事業を協業で開始することに合意したと発表した。
 
 OPMは、生体骨組織との親和性に優れるPEKKの機能に着目し、3Dプリンティング技術を用いた医療分野向けの高機能デバイスを開発してきた。2013年以降、個別化頭蓋骨再建デバイスや脊椎ケージ、歯科補綴材などの医療デバイスを臨床現場に提供している。
 
 JSRとOPMの両社は、年内にも日本にアジア地域向けのPEKK医療デバイス事業、歯科中間材料事業を手がける製造販売会社を設立する。来春までに事業運営を開始する予定だ。