2018年05月16日 |
東ソー、ジルコニア生産能力を大幅増強 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーは16、南陽事業所(山口県周南市)でファイン・セラミックス製品「ジルコニア粉末」の生産能力増強を決めたと発表した。好調な需要の伸びに対応するもので、約50億円を投じて現有能力を約30%増強する。商業運転開始は2019年10月の予定。 同社のジルコニア粉末は、イットリア安定化ジルコニアというタイプで「高強度・高靱性ジルコニア」として品質優位性・品質安定性を有し、圧倒的な世界シェアを占める。 耐熱性や強度に優れるため、用途としては光ファイバーの接続部品などの構造部品や電子部品原料の粉砕用ボールなどのほか、近年では、歯科材料として需要が拡大している。また、ファッション性が要求される装飾品用途向けにも販売が好調だ。 同社はジルコニアを高機能材料事業の主力製品の一つとして、引き続き事業規模の拡大と収益力強化を図っていく方針だ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1526439585.pdf |