2018年05月23日
三洋化成、社内に「働き方改革プロジェクト」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三洋化成

界面活性剤や高吸水性樹脂に強みを持つ三洋化成工業(本社:京都市東山区、安藤孝夫社長)は23日、経営改革の一環として、メンバー公募型の「働き方改革プロジェクト」を始動させたと発表した。

これまで実施してきた改革をさらに加速させるため、社長直轄の全社横断的な組織として、新たに以下の3つのワーキングチームをメンバーを公募するなどして立ち上げ、社員の意識改革につなげるのが狙い。

(1)柔軟な働き方ワーキングチーム(WT) : 柔軟な働き方を実現するために社内制度のあり方を考える。テレワークや在宅勤務、計画的な有給休暇の取得、短時間勤務(仕事と病気治療との両立)の導入など。メンバーは13人。
(2)業務革新WT : 営業・生産・研究・間接の各業務部を中心にメンバーを公募し、業務革新を目指す意識改革や風土改革を加速させる。部門間交流会、モバイルツールの導入など。メンバーは募集中のため未定。
(3)IT化・AI化WT :各部門のIT関連に強い社員で構成。全社視点で効率化を促進するためのIT関連ツールの導入を検討し実現を図る。構成メンバーは13人。

同社は1949年の設立。社員は2060人。女性は約2割。早くから「働き方改革」に取り組んできた。2016年には京都府の「働き方改革」ベストプラクティス企業第1号認定を取得。17年度には社員1人当たり前年度比最大約2時間/月の残業時間短縮を果たした。男性の育児休業やベビーシッター費用補助制度を導入。女性の活躍推進にも積極的で、現在、主任以上の女性リーダーは45人を超え当初目標を3年前倒しで実現させている。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1527048036.pdf