2018年05月24日
京大など「体内リズムの24時間周期を決めるタンパク質」発見
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京都大学 薬学研究科のJean-Michel Fustin特定講師と岡村均名誉教授(薬学研究科特任教授)らの研究グループはは23日、理化学研究所、大阪大学、千葉大学、デュークNUS医学大学院(シンガポール)と共同で、時計タンパク質PERを安定させる酵素が、一つの遺伝子Ck1dから生み出される、正反対の機能を持つ新旧2つの酵素Ck1d1とCk1d2が、時計タンパク質PERを安定させることを明らかにしたと発表した。

今回の発見は、遺伝子の家族性睡眠相前進症候群(FASPS)の病態を世界で初めて解明したもので、睡眠リズムの研究に突破口を開いたとして期待される。

同研究成果は5月22日、国際学術誌「Proceedings of the National Academy of Sciences of the USA」に掲載された。